こんにちは。
静岡県焼津市にある米粉パン教室アトリエよしです。
米粉パンは、グルテンフリーとして注目されているパンの一つ。
しかし、パン屋さんの中には、作らないという意見もあります。
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今回の記事では、米粉パンは体に悪いの?という考え方について、肯定派と否定派の意見の違いについてご紹介しています。
米粉パンの歴史

お米の消費量が減った原因は、食の欧米化。
昭和40年代では、一人当たりのお米の1年の消費量が120㎏もありました。
しかし、平成10年代には、60㎏と半分になってしまいました。
その後、少子高齢化も加速し、結果、日本でお米が余るようになってしまったのです。
そこで、お米の消費を促すために、法律も制定されました。
平成21年4月24日に制定された「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」です。
当時には、米粉を使って、パンを作れないか?という問合せがパン屋さんにも入っていたのです。
しかし、小麦粉の原材料の安さからなかなか作るお店が増えませんでした。
米粉パンとは

米粉パンとは、簡単に言えば、米粉を原材料として作られたパンのこと。
米粉パンと小麦粉パンの違い

小麦粉を使いたいお店の多くがこだわりをもったのが、「グルテニン」と「グリアジン」というたんぱく質が結合した「グルテン」です。
グルテンは、ふわふわのパンになるもとともいえる原材料です。

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お米には、グルテンが含まれていないので、別の言い方で、「グルテンフリー食品」ともいわれています。


当初は、小麦のパンに米粉を配合することを「米粉パン」と言っていたのに、いつしか「米粉で作るパン」のことを「米粉パン」と呼ぶようになったのです。
米粉パンは体に悪いのか?

では小麦を米粉という素材に切り替えたことで、身体に悪いパンになるのか?
この答えは、NOです。
糖質に注目

小麦粉と比べて米粉のほうが余分に摂取してしまう栄養素があります。
米粉に含まれる栄養素は、糖質です。
つまり、低カロリーなのに、糖質は高い商品になってしまうのです。

食べ過ぎてしまう

ご飯でも大盛りにしたり、おかわりをする人はたくさんいます。
つまり、食が進んで、食べ過ぎてしまうこともあります。
結果的に、食べ過ぎれば、糖質の摂り過ぎに繋がります。
つまりは、糖質制限中の方や糖尿病を患っている方にとっては、米粉パンは注意が必要になります。

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腹持ちがいい

米粉パンはもちっとした食感から自然と噛む回数も増えます。
また、腹持ちがよく満腹感が続くので、食べ過ぎや感触を減らすことにつながります。
私が米粉パンを選んだ理由

私が米粉に出会ったのは、子どもを育てるようになってからでした。
パンが大好きな長女と、乳と卵のアレルギーでパンが食べられない次女。
当時食べた米粉パンは美味しくなく、我が家では定着しませんでした。
その後、自分自身のダイエットに米粉パンを取り入れるようになり、パンのみ米粉パンに置き換えるというゆるグルテンフリー生活が始まりました。

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最初は私だけで米粉パンを食べていたのですが、同時に我が家では以下のような課題が浮上していました。
- どうしたら、家計を節約できるの?
- もう少し腹持ちの良いおやつはないの?
こんなことを考えている時にふと気づいたのが、材料の違いです。
冬のお餅で気付いた

お正月のシーズンに磯辺焼きを好んで食べていた時のことです。
結果的に、おやつを食べたいという声が激減したのです。
そこまでお腹いっぱいになるのか!
だったら、米粉パンを家族にも食べてもらったらどうなるのだろうか?
こんな単純な思いつきから、試しに食べてもらいました。
そしたら、家族の反応がこれまでと明らかに違ったのです。
- こっちの方が美味しい!
- お腹すいた!の声が激減。
以前は、おやつを食べた後、習い事前に食パンを1枚。
さらに食事で大盛りご飯。
こんな生活をしていた子が、米粉パンを取り入れたことで夕飯時のご飯の量が明らかに減りました。
結果的に、材料費が増えましたが、おやつやスイーツ、菓子パンなどを買う頻度は減少しました。
そして、甘いものを食べることも減ったことで、むし歯の予防にもつながりました。
また、お腹が痛いとトイレにこもる頻度もだいぶ減っています。
そして、花粉も例年よりたくさん飛散しているにも関わらず、症状は例年に比べとても軽いです。
これが、私が米粉を選んでよかったと思えた体験です。

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どちらも意見や見ている視点が異なりますが、いろいろな考え方があると思います。
あなたは何を気にしてどちらを選びますか?