こんにちは。

静岡県焼津市にある米粉パン教室アトリエよしです。

  • 米粉パンはなぜ広がらないのかな?
  • パン屋で普通に米粉パンが売っていないのはなぜ?
  • 何か問題があるのかな?

小麦アレルギーの子どものために米粉パンを作ってあげたいと考えるママが増えています。

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インターネットで知恵袋などを見ても人気があるのになぜ普及しないのでしょうか?

今回の記事では、米粉パンが普及しない原因について、パン屋さんの意見などを交えてご紹介します。

パン屋さんが作らない理由

パン屋さんが作らない理由

作り手としては、米粉パンの需要があるとわかっていても販売できない原因もあるのです。

製造工程の問題

製造工程の問題

小麦のパン工場と同じラインで製造できない。

シンプルに、小麦が混入することで「100%」と伝えられないことを懸念して断念しているという声もありました。

この現実を見ると、販売店で取り扱っていない理由としても頷けますね。

米粉パンの歴史

米粉パンの歴史

米粉が日本で初めて誕生したのは、新潟県です。

新潟といえば、コシヒカリで有名な土地ですね。

新潟県が技術開発した「微細性粉技術」によって、きめ細かな「パンがつくれる米粉」が誕生しました。

米粉の始まり

米粉の始まり

奈良時代に遣唐使により、唐の文化が伝えられた時期に、小麦粉や米粉で型をつくった「せんべい」や「まがり」と呼ばれる油で揚げた唐菓子が伝わったという文献があります。

これが米粉のはじまりといわれています。

昭和に入ってからの変化

昭和に入ってからの変化

昭和40年頃までは、1人あたりのお米の年間消費量が120㎏ありました。

しかし、現在は60㎏と半分にまで減少しています。

戦後に日本政府によって、欧米文化が勧められたことが原因となります。

結果的に、日本人の食卓にも小麦で作ったパンが主流になりました。

平成に入ってからの変化

平成に入ってからの変化

平成21年4月24日に、「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」が施行されました。

お米の加工品を使って、新用途への利用を促進し始めたのです。

米粉パンが注目されている理由

米粉パンが注目されている理由

米粉は、グルテンフリー食材として注目されていますが、セリアック病の認知が高まったことが関係しています。

セリアック病とは、小麦や大麦、ライ麦に含まれるたんぱく質のグルテンに対する遺伝性の不耐症です。

症状としては、小腸の粘膜に特徴的な変化を起こしてしまい、吸収不良が起こることがあります。

吸収不良によって、下痢、体重減少、極度の悪臭がする大量の便がみられるのが特徴です。

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米粉パンが普及しない原因

米粉パンが普及しない原因

お米が好きな人はたくさんいるのなら、余ったお米を使えばいいだけなのでは?

単純に考えるとこうなりますよね。

しかし、お米の農家も大変だといっている方の悩みを聞くと、必ずと言って出てくるのは、原材料費に対する販売価格。

採算性が合わない

採算性が合わない

元が取れないのに無理につくる気はしない。

こういわれてしまったら、自給率100%を実現できるといわれても、簡単にはできませんよね。

製造の過程にも課題があるのに、原材料にも課題がある。

つまりは、「余った材料がある」だけで、その加工をお願いする業者も専門の材料を提供する業者もいないのです。

だからこそ、普及しないのです。

米粉パンは高い?

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市販でも購入することは可能です。

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米粉パン市販【イオンのおすすめ商品購入口コミ】

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物価や電気代が高騰化している時期で、少しでも食費を節約しようとしている時に見ると、高いという声も聞こえてきます。

確かに、米粉パンは小麦のパンに比べると割高です。

子どもに食べさせてあげたいとか家族の健康管理の一環で食べたいという明確な目的がなければ、なかなか手を出しにくいというのが実態ではないでしょうか?

売っていないなら自分で作ればいい!

売っていないなら自分で作ればいい!

米粉パンを食べたいという方にとって、問題なのはどこでも手に入るものではないということ。

実際、私の住んでいるエリアでも「米粉パン」と言われるものはいくつかあっても米粉100%のものはなかなか売っていません。

私も最初のうちはイオンやおうちコープなどの通販で買っていましたが、結果的に飽きてしまいました。

もっといろんな種類を食べたいと思うようになり、自分で作るようになりました。

自分で作れば、原材料費はかかります。

しかし、日常的に米粉パンを食べるのであれば、手作りした方が断然コストも安いです。

また、自分の食べたいパンを食べたい時に食べられるのは大きな魅力。

大きさやカロリーも手作りなら自分でコントロールできます。

市販だと、なかなかそうはいきませんよね。

  • 「米粉パンを食べたいけど市販のものに飽きてしまった」
  • 「市販のパンは添加物が気になる」
  • 「家で子どもと一緒に作りたいけど何から始めればいいのかわからない」
  • 「ホームベーカリーもあるけど自分でも作ってバリエーションを増やしたい」

こんなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

教室のご紹介

アトリエよしの米粉パン教室

当教室では、「わたしと家族にちょっといいこと」をコンセプトにしています。

健康が気になり出したママのための教室です。

パン作り未経験の方でも大丈夫。

焼き上がりまで1時間程度なので、子育てや家事の隙間時間にも焼くことができます。

失敗しない作り方を身につけていただくために期限を設けずにサポートをしております。

教室の詳しい内容については、アトリエよし教室案内をご覧ください。