米粉パンは、小麦粉に含まれるグルテンがないため、生地の弾力やふくらみが弱くなり、焼き上がりにムラが生じることがあります。
そこで、コーンスターチを加えることで、これらの問題を解消することができます。
コーンスターチとは？
コーンスターチは、トウモロコシから作られるデンプンで、水に溶くと粘り気のある液体になります。
片栗粉と同じく、主に調理用粉として使われます。
米粉パンを作る時にコーンスターチを入れる理由
米粉パンにコーンスターチを入れる理由は、以下のとおりです。
生地の弾力をアップさせる
コーンスターチには、粘り気があります。
米粉パンにコーンスターチを加えることで、発酵時に発生するガスを抱えやすくなり生地の弾力をアップさせることができます。
生地のふくらみをアップさせる
コーンスターチには、水分を吸収する性質があります。
米粉パンにコーンスターチを加えることで、生地の水分を保持し、ふくらみをアップさせることができます。
焼き上がりのムラを防ぐ
コーンスターチには、水分を吸収する性質があります。
生地の水分量を一定に保ち、焼き上がりのムラを防ぐことができます。
コーンスターチの代用品は？
コーンスターチの代用品としては、以下のようなものが挙げられます。
片栗粉
片栗粉も、コーンスターチと似たような性質を持っています。
そのため、コーンスターチの代用品として使うことができます。
タピオカ粉
タピオカ粉も、コーンスターチと似たような性質を持っています。
タピオカ粉の方がコーンスターチよりも粘り気が弱いため、分量を増やす必要があります。
小麦粉
小麦粉も、コーンスターチの代用品として使うことができます。
ただし、小麦粉にはグルテンが含まれているため、米粉パンの食感が変わりやすくなります。
コーンスターチを入れる際の注意点
コーンスターチを入れる際は、以下の点に注意しましょう。
入れる量に注意する
コーンスターチを入れる量が多すぎると、生地が硬くなってしまいます。
入れ過ぎには注意しましょう。
生地にしっかり混ぜ込む
コーンスターチをしっかりと生地に混ぜ込むことで、均一に行き渡り、効果を発揮します。
米粉パンがうまく焼けずにお困りの方へ
米粉パンがうまく焼けずにお困りの方は、以下の点を確認してみましょう。
材料の分量や温度を正しく守っているか
材料の分量や温度を正しく守ることで、生地の状態が良くなり、焼き上がりが良くなります。
特に、イーストやサイリウム（オオバコ）は少量の差で仕上がりが変わります。
0.1g単位の微量計で計量をすることをおすすめします。
発酵に気をつける
発酵は早すぎても長すぎてもよくありません。
季節に応じて変わりますので、適正発酵の目安をつかみましょう。
室温・湿度・発酵時間をメモしておくと安定したパン作りにつながります。
焼き時間と温度を調整する
焼き時間と温度を調整することで、焼き上がりのムラを防ぐことができます。
使用しているオーブンによって違いがあるので、普段使っているオーブンの癖をつかみましょう。
- 予熱が上がるまでの時間
- レシピ通りの温度で焼くと焼き色はつく？つきにくい？
- 天板に並べた生地の位置による焼き色の違い
など、必要に応じて適宜調整していきます。
レッスンを受けてみるのもおすすめ
- ネットを見ながら作ってみたけれど上手に作れない
- 何度作っても失敗ばかり
- もっと色々な米粉パンを作ってみたい
このような場合、米粉パンのレッスンを受けてみるのもいいかもしれません。
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