近年、健康志向やアレルギー対策から米粉パンが注目されています。
米粉パン作りはドライイースト選びが重要です。
同じレシピでもイーストが違うだけで仕上がりが変わることもあります。
今回の記事では、米粉パンにおすすめのドライイーストをご紹介します。
ドライイーストとは?

ドライイーストは、パン生地を膨らませるために使用される、イースト菌を乾燥させたものです。
パン作りには欠かせないアイテムであり、さまざまな種類や用途があります。

米粉パンとドライイーストの関係

米粉パンは、グルテンが含まれないため通常のパン生地とは異なり膨らみにくいです。
ドライイーストは、イースト菌が死滅しないように乾燥させたものです。
パン生地を膨らませる役割を担っています。
米粉パンに適したドライイーストを選ぶことで、ふんわりとしたパンを作ることができます。
米粉パンにおすすめのドライイースト

米粉パンにおすすめのドライイーストをご紹介します。
金サフ

ダントツでおすすめなのが私も愛用している金サフです。
- 発酵力も強く安定している
- 発酵時間も短く失敗しにくい
- 膨らみ、香ばしさともに良い
- 予備発酵もいらない
赤サフ

同じサフ社のドライイーストである赤サフもおすすめ。
金サフとの違いは、簡単に言えば生地における糖分の量で使い分けます。
しかし、米粉パンにおいては金サフの方が相性がいいと個人的には思います。
もし、金サフを使ったレシピで赤サフに置き換える場合は5分程度発酵時間を長く取ってみてください。
発酵の見極め等、不安であればレシピと同じイーストを使った方が失敗は少ないです。

ドライイーストを使う際の注意点

ドライイーストはパン作りには欠かせないアイテムです。
しかし、正しく使用しないと膨らまなかったり、風味が損なわれてしまいます。
ドライイーストを使う際の注意点をいくつかご紹介します。
使用量

使用量は必ず守るようにしましょう。
レシピによっては夏場は1g減らすなど指示があるものもあります。
そうでなければ、レシピ通りの量を使いましょう。
ほんの少量違うだけでも発酵時間に差が出てくることがあります。
そのため、1g単位のはかりではなく0.1g単位の微量計を使うのがおすすめです。

温度

イーストが活動しやすい温度は28度〜40度、湿度60〜70%の蒸し暑い環境です。
そのため、一次発酵は少し低めの温度で行い二時発酵では温度をあげるのが一般的です。
イーストは60g以上になると死滅してしまいます。
取り扱いには注意しましょう。

保存方法

ドライイーストは、高温や直射日光に弱いため、保存には注意が必要です。
- 開封前は、涼しい場所で保存しましょう。
- 開封後は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
- 開封後は、早めに使い切るようにしましょう。
ドライイーストが膨らまない原因

- ドライイーストの種類が合っていない
- イーストが古い
- 保存方法が間違っている
- 使い方が間違っている
- 生地の温度や湿度が適切でない
- 塩や砂糖の量が多い
などがあげられます。


ドライイーストの代用

ドライイーストがない場合は、以下のものを使用することができます。
- 生イースト: ドライイーストの3倍量を使用します。予備発酵が必要です。
- ベーキングパウダー: ドライイーストの代わりに使用できますが、パン生地の膨らみが弱くなります。
- その他の酵母:白神こだま酵母、ホシノ天然酵母、酒種酵母、フルーツ酵母など

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ドライイーストは、パン作りに欠かせないアイテムです。
種類や使い方を理解して、上手に活用しましょう。