~パンだけじゃない!酒種酵母で作る絶品肉・魚料理~

近年、天然酵母パンの人気が高まっており、その中でも酒種酵母は独特の風味と食感が魅力で、多くのパン愛好家を魅了しています。

しかし、

「酒種酵母はパンしか作れない?」

「他に使い道があるの?」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

実は、酒種酵母はパン以外にも様々な料理に活用することができます。

今回は、酒種酵母を使った肉・魚料理の活用術をご紹介します。

発酵の力で旨味と柔らかさをアップさせ、ワンランク上の味わいを楽しめます。

酒種酵母で肉・魚を美味しくする3つの理由

酒種酵母で肉・魚を美味しくする3つの理由

酒種酵母を肉や魚に使うと、以下のような3つのメリットがあります。

酒種とは

酒種とは?読み方や特徴、イーストとの違い

旨味アップ

旨味アップ

酒種酵母に含まれる酵母菌が肉のタンパク質を分解します。

その結果、旨味成分のアミノ酸が増加します。

より味わい深い肉料理に仕上がります。

柔らかくなる

柔らかくなる

酒種酵母が肉の繊維を柔らかくします。

硬い肉も柔らかくジューシーに焼き上げることができます。

風味豊かに

酒種酵母が独自の風味を加えることで、深みのある味わいになります。

酒種酵母を使った肉・魚料理レシピ例

酒種酵母を使った肉・魚料理レシピ例

酒種酵母漬け焼き鳥

鶏もも肉を酒種酵母に漬け込んで焼くことで、驚くほど柔らかくジューシーな焼き鳥になります。

【材料】

  • 鶏もも肉:2枚
  • 酒種酵母:小さじ1
  • 水:100ml
  • 醤油:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 砂糖:大さじ1
  • 生姜:1かけ
  • にんにく:1かけ

【作り方】

  1. ボウルに酒種酵母と水を入れてよく混ぜ、10分ほど置いておきます。
  2. 鶏もも肉を一口大に切り、醤油、みりん、砂糖、すりおろした生姜、にんにくを加えて混ぜ合わせます。
  3. 2に1を加えてよく混ぜ、冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
  4. グリルまたはフライパンで鶏肉を焼き、中まで火が通ったら完成です。

【ポイント】

  • 鶏肉は皮目を下にして焼くと、香ばしく仕上がります。
  • お好みで、焼き鳥のタレを塗って焼いても美味しいです。

酒種酵母味噌漬け鮭

鮭を酒種酵母と味噌に漬け込むことで、しっとりとした食感と深い味わいの味噌漬けになります。

【材料】

  • 鮭の切り身:2切れ
  • 酒種酵母:小さじ1
  • 水:100ml
  • 味噌:大さじ2
  • みりん:大さじ1
  • 酒:大さじ1

【作り方】

  1. ボウルに酒種酵母と水を入れてよく混ぜ、10分ほど置いておきます。
  2. 鮭の切り身をキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
  3. 味噌、みりん、酒を混ぜ合わせ、2に塗り込みます。
  4. 3に1を加えてよく混ぜ、冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
  5. グリルまたはフライパンで鮭を焼き、中まで火が通ったら完成です。

【ポイント】

  • 鮭は皮目を下にして焼くと、香ばしく仕上がります。
  • お好みで、レモンを絞って食べても美味しいです。

酒種酵母塩麹チキンソテー

鶏肉を酒種酵母入りの塩麹に漬け込むことで、柔らかくジューシーなソテーになります。

【材料】

  • 鶏もも肉:2枚
  • 酒種酵母:小さじ1
  • 水:100ml
  • 塩麹:大さじ3
  • オリーブオイル:大さじ1

【作り方】

  1. ボウルに酒種酵母と水を入れてよく混ぜ、10分ほど置いておきます。
  2. 鶏もも肉を一口大に切り、塩麹と1を加えてよく混ぜます。
  3. 冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
  4. フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を焼きます。
  5. 中まで火が通ったら、皿に盛り付け、お好みでレモンやパセリなどを添えます。

【ポイント】

  • 鶏肉は皮目を下にして焼くと、香ばしく仕上がります。
  • 焼き時間は、鶏肉の大きさによって調整してください。
  • 塩麹は、メーカーによって味が異なるため、味を見ながら調整してください。

【その他】

  • 酒種酵母塩麹チキンソテーは、お弁当やおつまみにもおすすめです。
  • 鶏もも肉の代わりに、鶏むね肉や豚肉を使っても美味しくいただけます。
  • 酒種酵母塩麹は、鶏肉以外にも、魚や野菜などに漬け込んで使うこともできます。

ぜひ、酒種酵母塩麹チキンソテーを色々なアレンジで楽しんでください。

酒種酵母ローストビーフ

牛肉を酒種酵母に漬け込んで焼くことで、しっとりとした食感と濃厚な味わいのローストビーフになります。

【材料】

  • 牛もも肉:1塊
  • 酒種酵母:小さじ1
  • 水:100ml
  • 塩:小さじ1/2
  • 胡椒:適量

【作り方】

  1. ボウルに酒種酵母と水を入れてよく混ぜ、10分ほど置いておきます。
  2. 牛もも肉を常温に戻し、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
  3. 塩、胡椒を全体にすり込みます。
  4. 3に1を加えてよく揉み込み、ラップをかけて冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
  5. オーブンを200℃に予熱します。
  6. フライパンに牛もも肉を入れ、表面に焼き色がつくまで焼きます。
  7. 6をオーブンに移し、10分ほど焼きます。
  8. オーブンを160℃に下げ、さらに30分ほど焼きます。
  9. 焼きあがったら、アルミホイルで包んで10分ほど休ませます。
  10. 薄くスライスして、お好みのソースで食べます。

【ポイント】

  • 牛肉は常温に戻してから焼くことで、火の通りが均一になります。
  • 焼き時間は、牛肉の大きさによって調整してください。
  • 好みで、ローズマリーなどのハーブを一緒に焼いても美味しいです。

酒種酵母白身魚カルパッチョ

白身魚を酒種酵母に漬け込むことで、しっとりとした食感と優しい味わいのカルパッチョになります。

【材料】

  • 白身魚(鯛やひらめなど):200g
  • 酒種酵母:小さじ1
  • 水:100ml
  • オリーブオイル:大さじ2
  • レモン汁:大さじ1
  • 塩、胡椒:適量

【作り方】

  1. ボウルに酒種酵母と水を入れてよく混ぜ、10分ほど置いておきます。
  2. 白身魚を薄くスライスし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
  3. 2に1を加えてよく混ぜ、冷蔵庫で30分ほど漬け込みます。
  4. 皿に3を盛り付け、オリーブオイル、レモン汁、塩、胡椒をかけたら完成です。

【ポイント】

  • 白身魚は新鮮なものを使用してください。
  • お好みで、ディルやケッパーなどのハーブを添えても美味しいです。

酒種酵母は、肉や魚にも様々な活用方法があります。

今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ酒種酵母料理を楽しんでください。