こんにちは。
静岡県焼津市のパン教室アトリエよしです。
- 米粉パンを作りたいけどオオバコを使わずに作りたい!
- 他の食品で代用できないの?
このような疑問をお持ちの方もいるかと思います。
オオバコは、米粉パンやグルテンフリー料理でよく使われる食材です。
しかし、手に入らないときやアレルギーがあるときはどうすれば良いのでしょうか?
今回の記事ではサイリウム(オオバコ)フリーで作れるパンの種類や、オオバコの代用品をご紹介していきます。
オオバコって安全なの?

オオバコ(サイリウム)とは、プランタゴ・オバコの種子の皮を砕いたものです。
水分を含むと膨れてゼラチン状に膨れる、植物性食物繊維です。
食物繊維が豊富でカロリーも低く、糖質もゼロのため主にダイエット食品として売られています。
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オオバコの役割

オオバコは、米粉パンやグルテンフリー料理で以下の役割を果たします。
グルテンの代わり

米粉にはグルテンが含まれていません。
オオバコを加えることで生地に粘りを与え、膨らみやすくします。
米粉の成形パンでは、オオバコが一般的に使われています。
保水性

オオバコは水分を吸収する力が強いため、生地をしっとりさせ、パサつきを防ぎます。
オオバコは他のもので代用できるの?

オオバコを他の食品で代用できるのか?
この答えをご紹介していきます。
おからパウダー

おからパウダーは、食物繊維とたんぱく質が豊富で、腹持ちが良くなります。
オオバコよりも粘りは少ないですが、保水性はあります。
【注意点】
おからパウダーは独特の風味があるので、料理によっては風味が変わってしまうことがあります。
また、ざらついた食感が気になる場合もあります。
少量ずつから使用し、味を確認しながら使うようにしましょう。


大豆粉

大豆粉は、大豆を炒って粉末にしたものです。
たんぱく質が豊富で、食物繊維やビタミン、ミネラルなども含んでいます。
グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方でも安心して使うことができます。
【注意点】
- オオバコよりも粘りが弱く、膨らみが弱い
- 水分を吸収する力が強いため、水分を増やす必要がある
- 独特の風味があり、料理の味が変わってしまうことがある

チアシード

チアシードは、オメガ3脂肪酸や食物繊維が豊富で、栄養価が高く、健康効果が期待できます。
オオバコよりも粘りは少ないですが、保水性はあります。
【注意点】
チアシードは水に浸すと粘りが増す特徴があり、使いすぎると生地が固くなってしまうことがあります。
少量ずつから使用し、様子を見ながら量を増やすようにしましょう。
こんにゃくパウダー
こんにゃくパウダーは、こんにゃくを乾燥させて粉末にしたものです。
食物繊維が豊富で、低カロリー、低糖質、無脂肪という特徴があります。
【注意点】
- オオバコよりも粘りが弱く、膨らみが弱い
- 水分を吸収する力が強いため、水分を増やす必要がある
- 独特の風味があり、料理の味が変わってしまうことがある
バジルシード
バジルシードは、チアシードと並んで、近年注目されているスーパーフードです。
オオバコの代用としても使用できますが、バジルシードには独自の性質があり、オオバコとの違いを理解することが重要です。
オオバコなしで作れる米粉パンの種類

オオバコを使わずに作ることができる米粉パンをご紹介します。
米粉の食パン

米粉食パンは、オオバコを使わずに作ることができます。
また、こねる作業も必要なく材料を混ぜて焼くだけなので、ポイントさえ押さえれば簡単に作れます。
米粉の蒸しパン

蒸しパンもオオバコなしで作ることができます。
こちらは米粉で作ったマーラーカオ(中華風蒸しパン)です。
オオバコは米粉パンやグルテンフリー料理に欠かせない食材ですが、代用することや使わずに作ることもも可能です。
代用食材や代用する際のポイントを理解した上で、自分に合った方法を見つけてください。