近年、健康志向やグルテンフリーの需要が高まり、米粉パンが注目されています。
しかし、米粉パンには様々な原材料が使われており、食物アレルギーを持つ方にとっては注意が必要です。
そこで今回は、食物アレルギーとはどのようなものなのか、米粉パンにおける原材料のアレルギーについて詳しく解説します。
食物アレルギーとは?

食物アレルギーとは、特定の食べ物を摂取することで、免疫システムが過剰反応を起こし、様々な症状が現れる病気です。
近年、食物アレルギーを発症する人が増えています。
特に乳児期に発症することが多く、成長とともに自然治癒するケースもあります。
大人になって発症することもあります。

原因

食物アレルギーの原因となる物質は、主に「アレルゲン」と呼ばれるたんぱく質です。
アレルゲンは、体内に侵入すると、免疫システムが本来の敵と誤認し、攻撃しようとします。
しかし、本来無害なアレルゲンに対して免疫システムが過剰反応を起こしてしまうのが、食物アレルギーの原因です。
症状

食物アレルギーの症状は、人によって様々ですが、主に以下のものが挙げられます。
- 皮膚症状(じんま疹、かゆみ、赤み、腫れ)
- 消化器症状(腹痛、下痢、嘔吐、吐き気)
- 呼吸器症状(喘息、鼻水、アナフィラキシー)
これらの症状は、食物を摂取してから数分~数時間以内に現れることが多いです。
重症の場合は、アナフィラキシーを起こし、呼吸困難や血圧低下などの症状が現れる場合もあります。
診断

食物アレルギーの診断は、血液検査や皮膚テストなどで行われます。
血液検査では、特定の食物に対する特異抗体(IgE抗体)の量を測定します。
皮膚テストでは、食物のアレルゲンを皮膚に注射し、反応を観察します。
対策

食物アレルギーの根本的な治療法は、現在ありません。
しかし、以下の対策によって、症状を抑えることができます。
- アレルゲンを避ける: アレルゲンとなる食物を摂取しないことが、最も確実な対策です。
- エピペンを持ち歩く: アナフィラキシーを起こした場合は、エピペンを注射することで症状を抑えることができます。
- 食物摂取制限カードを携帯する: 外食などで自分の食物アレルギーを伝えるために、食物摂取制限カードを携帯しておくと便利です。
米粉パンにおける原材料のアレルギー

米粉パンは、小麦粉パンに比べてアレルギーを起こしにくいというイメージがあります。
しかし、米粉以外にも様々な原材料が使われており、注意が必要です。
以下では、米粉パンにおける代表的な原材料のアレルギーについて解説します。
米粉

米粉は、米を粉砕して作られます。
米アレルギーを持つ人は、米粉パンも摂取できない可能性があります。

小麦由来成分

米粉パンの中には、小麦グルテンや小麦デンプンなどの小麦由来成分が含まれている場合があります。
小麦アレルギーを持つ人は、これらの成分にも注意が必要です。

小麦アレルギーとは?症状・原因・診断・対処法について解説します
乳製品

米粉パンの中には、牛乳、バター、チーズなどの乳製品が含まれている場合があります。
乳製品アレルギーを持つ人は、これらの成分にも注意が必要です。

乳製品アレルギーと上手に付き合う:症状、原因、対処法、代替食品まで完全ガイド
卵

米粉パンの中には、卵白や卵黄などの卵が含まれている場合があります。
卵アレルギーを持つ人は、これらの成分にも注意が必要です。
大豆

米粉パンの中には、大豆粉や大豆レシチンなどの大豆が含まれている場合があります。
大豆アレルギーを持つ人は、これらの成分にも注意が必要です。
その他
米粉パンの中には、上記以外にも様々な原材料が使われている場合があります。
例えば、以下の成分は、アレルギーを引き起こす可能性があります。
- ナッツ類: アーモンド、クルミ、カシューナッツなど
- 種子類: ゴマ、チアシード、キヌアなど
- 香料: バニラ、シナモンなど
- 増粘剤: キサンタンガム、グァーガムなど
- 膨張剤: ベーキングパウダー、重曹など
これらの成分は、原材料表示を確認することで確認できます。
米粉パンは、小麦粉パンに比べてアレルギーを起こしにくいというイメージがあります。
しかし、米粉以外にも様々な原材料が使われており、注意が必要です。
米粉パンを購入する際は、必ず原材料表示を確認し、自分にアレルギーがないかどうか確認することが大切です。
米粉パンはコツを掴めば自分で簡単に作れます

- 米粉パンを自分で作ってみたい!
- 市販のものは添加物が気になる
- 毎日食べたいけど毎回買うにはちょっと高いし・・・
- やはり独学では難しいのかな?
このようなお悩みはアトリエよしにご相談ください。
最近は、インターネットでも手軽にレシピを手に入れることができます。
しかし、それだけではなかなか上手に焼けないことが多いのも事実。
米粉パン作りは、ちょっとしたコツさえ掴めば誰でも作れます。
ただ、そのコツを掴むまでは少し苦労するかもしれません。
私も、米粉パン作りを始めた当初はずいぶん苦労しました。
- パンには程遠いお餅のような食感だった
- 固いおせんべい状でとてもじゃないが食べられない
- 何度やっても膨らまない
このような失敗の繰り返し。
そして、失敗の原因を探るにも知識がないためまた同じところでつまずく。
米粉パン作りを諦めたくなかった私は、教室に通うことで失敗の無限ループから抜け出すことができました。
米粉パンの種類もたくさんありますが、まずは1番作りたいものを1つ学ぶスタイルでもいいと思います。
そこからアレンジをしていけばいいのですから。
- 米粉パン作りに行き詰まってしまった!
- 基本的な知識や技術を学びたい。
という方は、レッスンを受けてみるという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
失敗の裏には必ず解決策があります。
あなたの失敗の原因を一つ一つ解決して、一緒に理想の米粉パンを作り上げていきましょう。
アトリエよしのレッスンについては以下のリンクからご覧いただけます。