大豆粉とおから粉(おからパウダー)は、どちらも大豆から作られた粉末です。
それぞれに異なる特徴があります。


今回の記事では、大豆粉とおから粉の違いと、それぞれの活用法をご紹介します。
大豆粉とおから粉の違い

大豆粉とおから粉の違いは、以下のとおりです。
原料

大豆粉は、大豆をそのまま粉末にしたものです。
一方、おから粉は、豆乳を作る際にできるおからを乾燥させて粉末にしたものです。
栄養価

大豆粉は、たんぱく質、食物繊維、鉄分、カルシウムなどの栄養素を豊富に含んでいます。
一方、おから粉は、食物繊維、鉄分、カルシウムなどの栄養素を豊富に含んでいます。

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食感

大豆粉は、小麦粉に比べて水分を多く含むため、もっちりとした食感になります。
一方、おから粉は、小麦粉に比べて水分を少なく含むため、サクサクとした食感になります。
大豆粉とおから粉の栄養成分

それぞれの栄養成分を一覧でご紹介します。
【大豆粉とおから粉の栄養成分比較(100gあたり)】
栄養素 | 大豆粉 | おから粉 |
たんぱく質 | 36g | 10g |
脂質 | 18g | 12g |
炭水化物 | 25g | 55g |
食物繊維 | 15g | 25g |
鉄分 | 10mg | 5mg |
カルシウム | 100mg | 100mg |
大豆粉に適した料理

大豆粉は、小麦粉の代用品として使われることが多いほか、さまざまな料理や菓子作りに活用できます。
小麦粉に比べて水分を多く含むため、もっちりとした食感になります。
そのため、パンやケーキ、うどん、ハンバーグなどの料理に適しています。
パンやケーキ、クッキーなどの焼き菓子

大豆粉は、小麦粉に比べて水分を多く含むため、生地をこねすぎないように注意しましょう。
また、焼き時間や焼き温度を調整することで、仕上がりを調整することができます。
うどんやパスタなどの麺類

大豆粉を100%使用すると、固い食感になってしまうため、小麦粉や米粉を混ぜて使用するのがおすすめです。
ハンバーグやコロッケなどの肉料理

大豆粉を混ぜることで、肉の旨味と栄養価をアップさせることができます。
また、大豆粉を入れることで腹持ちもアップします。
納豆や豆腐などの豆製品
大豆粉を混ぜることで、よりなめらかな食感に仕上げることができます。
おから粉が適した料理

おからパウダーは、小麦粉に比べて水分を少なく含むため、サクサクとした食感になります。
そのため、クッキーやおからパウンドケーキ、おからドーナツなどの料理に適しています。
クッキーやビスケットなどの焼き菓子

おからパウダーを混ぜることで、サクサクとした食感と食物繊維をプラスすることができます。
おからパウンドケーキやおからパンなどの焼き菓子

おからパウダーを混ぜることで、ふんわりとした食感と食物繊維をプラスすることができます。
おからドーナツなどの揚げ菓子

おからパウダーを混ぜることで、サクサクとした食感と食物繊維をプラスすることができます。