こんにちは。
静岡県焼津市のパン教室アトリエよしです。
- 米粉パンを焼いてみたが美味しく食べられない
- 米粉パンをカットしてみたら断面に空洞が多い
- 何が原因なの?
こんなお悩みにお答えしています。
米粉パンの失敗原因

米粉パンの失敗原因【ういろう化してしまう人の特徴と対策法を教室講師が解説します】






米粉パンがべちゃべちゃになるのはなぜ?【うまくいかない原因】

米粉パン作りを成功させるためには、失敗の原因を知り対策していく事が重要なポイント。
失敗原因と対策法を知って美味しい米粉パンを作っていきましょう。
米粉パンが空洞になってしまう原因

断面が空洞になってしまう原因はいくつかあります。
過発酵

原因の一つとして過発酵があげられます。
過発酵とは、文字通り発酵が進みすぎてしまった状態のこと。
過発酵は、ういろう化、膨らまない、キメが粗い、上部が陥没してしまうなどさまざまな失敗の原因になります。
発酵時間は、季節によって大きく違います。
一例として時期による発酵完了時間の違いをご紹介します。
時期(室温) | かかった時間目安 |
春(24℃) | 10分 |
夏(30℃) | 7分 |
秋(27℃) | 12分 |
冬(22℃) | 15分 |
このように室温の違いによって、かかった時間に違いが出てきます。
また、湿度が高い方がより発酵スピードも早くなります。
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ガス抜きがうまくいかなかった

食パンのような型を使って焼くパンは、1次発酵後のガス抜きが不十分だった可能性もあります。
ガス抜きは、断面のキメを整えるためのとても大切な工程です。
空洞にしないための対策

断面を空洞にしないために必要な対策をお伝えしていきます。
ガス抜きとは

ガス抜きとは、パン生地からガスを抜く作業を言います。
発酵する過程で発生した炭酸ガスを外に出すために必要な工程です。
この一手間をきちんと行うことで仕上がりの差は歴然です。
しっかりと混ぜることで多くのガスを抜いていきましょう。
ガス抜きをする目的

なぜ一次発酵後のガス抜きが重要なのかご紹介していきます。
【発酵の促進】
発酵が進むと、生地内にアルコールが充満しイーストの活動力が低下します。
ガス抜きをして、酸素を送り込むことでイーストの活動が活発となり発酵が促進します。
【きめ細かな仕上がりになる】
発酵後の生地に出ているポコポコとした大きな気泡をつぶしてたくさんの小さな気泡にしていくことで、きめ細かな焼き上がりになります。
【焼き上がりに大きな空洞ができるのを防ぐ】
生地内の大きな気泡を潰していくため、焼き上がりに大きな空洞ができるのを防ぎます。
ガス抜きの注意点
ガス抜きをする際の注意点として、しっかりと混ぜて大きな気泡を潰していくことがあげられます。
食パンを作る時は生地量も多いので大変に感じるかもしれませんが、ここが頑張りどころ。
ゴムベラを使ってよく混ぜていきましょう。
時間は、1分位を目処に行います。
あまり長く行うと生地の温度が上がってしまうので注意していきます。
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