こんにちは。
静岡県焼津市のパン教室アトリエよしです。
- 米粉パンを作ったけど上部が陥没してしまった
- 真ん中部分だけへこんでしまっている
こんな経験はありませんか?
米粉パン記事一覧。


米粉パンの失敗原因【ういろう化してしまう人の特徴と対策法を教室講師が解説します】







今回の記事では、焼き上がりの真ん中がへこんでしまうというお悩みをお持ちの方向けに原因と対処法をお伝えしていきます。
米粉パンの真ん中がへこむってどんな状態?

まず、食パンを思い浮かべてみてください。
普通の角形食パンの場合、四角い形をしていませんか?
焼き上がりにトップの部分がふっくらと膨らまずに陥没してしまっている状態のことを言います。
うまくいかなかった方の口コミ
私自身もそうですが、真ん中がへこんでしまうのは食パン作りではよくある失敗のうちの1つです。
特に、米粉パンはグルテンフリーなので小麦に比べると膨らみにくく失敗してしまう方が多いかと思います。
米粉パンがへこんだ、陥没してしまう原因

表面が陥没してしまう原因はいくつかあります。
発酵不足

パン生地が充分に発酵しないと、生地が膨らむことができずへこむことがあります。
発酵は適切な温度と湿度の下で行われる必要があります。
過発酵

生地を過度に発酵させると、その後のオーブンでの膨らみが不十分になり、へこむことがあります。
下の適性発酵した食パンの画像と比べてみるとわかりやすいかと思います。

過発酵になってしまうと、
- 上部が陥没してしまう
- 膨らみが悪い
- 気泡が大きい
- キメが粗い
- 底部分の目詰まり
などが起こってしまいます。
また、味もボソボソしていたり、アルコール臭がする場合もあります。
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水分量

また、水分量が多すぎた場合もうまく膨らまずに陥没してしまう原因になります。
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型崩れ

- 発酵後のガス抜きが不十分
- 型に入れた後空気が残ってしまう
このような場合もパンが均一に膨らまない原因になります。

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温度が高すぎる

オーブンの温度が高すぎると、焼き始めにパンの表面が急速に固まってしまい、内部の膨らみを阻害する可能性があります。



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対処法

これらの問題を回避するためには、以下のポイントに気をつけると良いでしょう。
- 生地の発酵時間と温度を適切に管理する。
- 型崩れを防ぐために、生地を十分にこねることや適切に成形することが大切です。
- オーブンでの最終発酵を適切に行い、十分な膨らみを確保する。
- オーブンの温度と焼き時間を調整し、適切な焼き上がりを実現する。
まずは、適正な発酵時間であげること。
使っている材料やレシピによって発酵時間も違うので「何分で発酵完了」とは一概には言えません。
また、室温や湿度、水温などの作業環境によっても大きく変わってきます。
生地がどういう状態になれば発酵完了なのか見極めができるようになると、失敗する確率もぐんと下がるかと思います。
これらのポイントに気を配ることで、美味しいトップのへこみのない食パンを作ることができるでしょう。
レシピ通りにやってみてもよくわからない方へ

レシピを見て作ってみたけれどうまく焼けなかった!ということもありますよね。
私も1人で作っていた頃はそうでした。
レシピ通りに作っているはずなのにうまく焼けないから何かが違うはず!
でも、その『何か』がわからない。
そういう時には、教室に通ってみるのも一つの手。
アトリエよしでは、レシピや動画ではわかりにくい発酵のタイミングなども丁寧にお伝えしていきます。
詳しくは、
にてご案内しております。