- 米粉パンは赤ちゃんでも食べられるの?
- 米粉パンはいつから与えていいの?
- 小麦アレルギーがあるので米粉パンをできればあげたい
こんな風に思う親御さんもいらっしゃるのでないでしょうか。
赤ちゃんを育てていく上で避けて通れないものの1つが離乳食。
思うように食べてくれなかったり、アレルギーの心配があったり悩みは尽きないですよね。
私には2人子供がいますが、特に下の子は食事で苦労してきました。
- アレルギー持ち(卵乳)
- 手作り食はまず食べない
結果、ほぼほぼベビーフードで育てました。
そんな娘も小学生。
競技をしているのもありますが、小さな身体でも人一倍食べ学校でも驚かれている様子。
今となっては良い思い出です。
今回の記事では、米粉パンと赤ちゃんの関係についてご紹介していきます。
米粉パンはいつから食べられるの?

米粉パンの原料である米粉は離乳食初期から与えることができます。

10倍がゆは、米をすりつぶす作業が必要になりますが、米粉を使えば簡単に作ることができます。
米粉をお湯で溶かすだけではなく十分に加熱する必要がありますが、それでもすりつぶす時間を考えると時短になります。
また、米粉はとろみつけに使うこともできるので便利です。
離乳食後期になると、パンケーキや蒸しパンなども食べられるようになります。


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米粉パンと離乳食

米粉パンも、離乳食初期から食べることができます。
耳の部分は取り除いてパンがゆなどにしましょう。
乳製品のアレルギーが心配な方は、野菜スープやリンゴなどの果汁を使ってみるのもいいです。
離乳食後期になるとサンドウィッチにしたり、米粉パンそのものを食べることができるようになります。
ただし、耳の部分はまだ与えないようにして下さい。
離乳食とは

離乳食とは、母乳やミルクをやめることではありません。
母乳やミルク以外の食品からも栄養を取り入れていく過程で食べる食事のことです。
離乳食の種類

「離乳」とは、成長に伴って、母乳やミルクだけでは不足しやすいエネルギーや栄養素を補うために幼児食に移行するための過程ですが、その過程には進め方があります。
まず、消化の良い食べ物から徐々に慣らしていくことで赤ちゃんは食べ方を覚え、だんだんと噛み潰して飲み込めるようになります。

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離乳食の始め方

離乳食は、生後5〜6ヶ月をめどに始めていきます。
この時期になると、赤ちゃんは食事をしているのを見ると口をもぐもぐ動かしたり、食べている人の口元をじっと見つめたりします。
その他の目安として
- 首がしっかり座っている
- よだれが出るようになる
- スプーンなどを口に入れた時に嫌がらない
- 支えてあげると座れる
- 授乳が安定している
なども離乳食開始のサインと言われています。
体調や機嫌も良い状態で離乳食をスタートしていきます。
初めての離乳食は、1日1回できれば午前中の授乳の前に食べさせるようにします。
まずはアレルギー性の低いおかゆから。
なめらかにすりつぶした10倍がゆを1さじから始め、2〜3日に1さじのペースで増やします。
お粥を3〜4さじ食べられるようになったら野菜や果物のペーストを1種類1さじから徐々に増やしていきます。
野菜や果物にも慣れ量が増えたら、豆腐、白身魚、卵黄などを1種類1さじから与えていきます。
離乳食の進め方

離乳食は、月齢により初期・中期・後期・完了期と分かれています。
それぞれの段階ごとの離乳食の目安をご紹介します。
初期(5〜6ヶ月) | 中期(7〜8ヶ月) | 後期(9〜11ヶ月) | 完了期(12〜18ヶ月頃) | |
摂食機能の目安 | 食べることに慣れる 飲み込むことを覚える | 歯が生え始める 豆腐位の固さを舌と 上顎で潰せる | 前歯で噛み切り歯ぐきで モグモグ食べる 手づかみで食べるように | 上手にかじったり噛んだりする 手づかみ食べが主 スプーンやフォークにも興味 |
回数と食べ方の 目安 | 1日1回 母乳やミルクは 欲しがるだけあげる | 1日2回 母乳は欲しがるだけ ミルクは3回程度 | 1日3回 母乳は欲しがるだけ ミルクは2回程度 | 1日3回と捕食(おやつ)1〜2回 母乳は欲しがるだけ ミルクは食欲や成長に応じて 牛乳も加熱せずに飲める |
食材の硬さ・形態 | 滑らかにすりつぶした ペースト状 | 舌で潰せる硬さ | 歯茎で潰せる硬さ スティック野菜などで 手づかみの練習 | 歯茎やはで潰せる硬さ 肉団子くらいの硬さで手づかみ できる大きさの食べ物 |
炭水化物 | つぶしがゆから開始 | 全がゆ50〜80g | 全がゆ90g〜 軟飯80g | 軟飯90g〜 ご飯80g |
ビタミンミネラル | すりつぶした野菜など | 20〜30g | 30〜40g | 40〜50g |
タンパク質 | つぶした豆腐・白身魚 卵黄など | 魚・肉なら10〜15g 豆腐なら30〜40g 卵なら 卵黄1〜全卵1/3個 乳製品なら50〜70g | 魚・肉なら15g 豆腐なら45g 卵なら全卵1/2個 乳製品なら80g | 魚・肉なら15〜20g 豆腐なら50〜55g 卵なら全卵1/2〜2/3個 乳製品なら100g |
上の表はあくまでも目安です。
食が細い・食べムラがあるなどでこの通りに進まなくても全然大丈夫。
成長曲線のカーブに沿っていれば心配いらないです。
その子のペースに合わせて焦らず無理せず進めていきましょう。

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離乳食の選び方と米粉パンの魅力

離乳食を進めていく上で、月齢に応じてステップアップしていくことは先ほどもご紹介しました。
食べられる食材の種類や量、硬さなどの目安は変わっていくのでそれぞれの月齢に合ったものを準備しましょう。
アレルギーの存在

小麦粉を含め、鶏卵、牛乳は食物アレルギーが発症しやすい3大アレルゲンです。
食物アレルギーは1歳未満で発症することが多く、発疹、かゆみや腫れ、嘔吐などの症状があります。
また、ゼーゼーしていたり呼吸が苦しそうにしている場合も食物アレルギーが疑われます。
私の子供もそれぞれアレルギーがありますが、食材も発症時期もバラバラでした。
一例としてご紹介します。
アレルゲン | クラス | 発症時期と現在の状況 | |
第1子 | ゴマ 卵白 ヤマイモ カニ エビ キウイ | 2 2 4 3 3 2 | 1歳10ヶ月(5歳で寛解) 2歳4ヶ月(加熱卵やマヨネーズは平気。生卵は試していない) 2歳11ヶ月(つなぎ程度ならOK。ここ数年里芋も痒みが出る) 3歳6ヶ月(検査で発覚。加工食品はOK) ボイルのエビの殻を剥いていくつか食べると痒みが出るので おそらくエビもある→その後検査(11歳7ヶ月) 11歳7ヶ月(食べると口がピリピリする時がある) |
第2子 | 乳 卵黄 卵白 | 3 2 4 | 7ヶ月(1歳8ヶ月除去解除) 7ヶ月(1歳2ヶ月除去解除) 7ヶ月(4歳5ヶ月除去解除) |
上の子は離乳食の時期はアレルギーが出ていなかったので、アレルギーに関しては苦労もなく終わりました。
問題は下の子。
7ヶ月の時にパンがゆを食べたら発疹が出ました。
新生児期に粉ミルクは飲んでいたものの、早い段階で完全母乳に移行できたので発症するまで全く気づかず。
私が食べたものが影響して発疹が出ることもありませんでした。
病院で検査すると、乳製品の他に卵のアレルギーもあることがわかり完全除去になりました。
- 手作りはほとんど食べずベビーフードしか食べない
- 食べムラが非常に激しい(上の子の好みとまるで合わない)
- 上の子が食べるものを誤食してしまうリスク
- 美味しいものを知っている上の子が食べられなくなってしまう(アレルギーケーキになるなど)
このようなこともあり、小さい頃は食で本当に苦労しました。
パンを食べさせてあげたい方へ

- 小麦アレルギーがある
- アレルギーはないけどグルテンが気になる
- できるだけ身体に良いものを食べさせてあげたい
こんな方には米粉パンがおすすめ。
お米は小麦よりもアレルギーが起こりにくいので、これからパンをあげてみたいという方にも試してほしいです。
通販だと送料がかかってしまうというお悩みには、イオンや成城石井の店舗でも購入することもできます。


市販のものが気になるかたへ

- 毎日取り入れるにはちょっと高いかな
- 市販のパンの添加物が気になる
- 身体にいいものを取り入れたい
こういった方には手作りの米粉パンはどうでしょうか。
アトリエよしでは、小麦・卵・乳製品・白砂糖不使用のパンレッスンを対面、オンライン両方で開催しています。
パン作りというと難しく感じる方もいると思いますが、パン作り未経験の方でも簡単に作れるのが米粉パンのいいところ。
今のような暖かい時期だと、1時間もかからずあっという間にできちゃいます。
とても手軽だから、子どもに市販のお菓子をあげるのが気になる方にもおすすめ。
手作りなので市販品のように添加物を気にしなくてもいいし、少し砂糖を減らしたいなど自分好みのアレンジに変更することも可能です。
一緒に手作り米粉パン生活を始めてみませんか?
アトリエよしの米粉パンレッスンについての詳細はこちらからご覧いただけます。