近年、健康志向の高まりから注目を集めている米粉パン。
しかし、米粉パンは従来の小麦粉パンと比べて、味や食感、価格面で課題があると言われています。

そこで、今回の記事では米粉パンの未来について、技術革新や市場動向、課題と展望を解説します。
米粉パン市場の現状

米粉パン市場は、近年拡大傾向にあります。
健康志向やグルテンフリー需要の高まりにより、年平均成長率10%以上で拡大しています。
2023年の米粉パン市場規模は、約200億円と推定されています。
しかし、小麦粉パンと比べると市場規模はまだまだ小さく、課題も多く存在します。
技術革新

米粉パンの課題を克服するために、様々な技術革新が進んでいます。
米粉の改良

米粉の製粉技術や品種改良により、パン作りに適した米粉が開発されています。



添加物の開発
米粉パンの食感や味を向上させる添加物が開発されています。
製パン技術の開発
米粉パン専用の製パン技術が開発されています。
市場動向

米粉パンは、健康志向の高まりやグルテンフリー需要の増加により、今後も市場拡大が見込まれます。
健康志向の高まり

米粉パンは、小麦粉パンよりもカロリーが低いと言われています。
また、グルテンフリーなので、小麦アレルギーの方でも安心して食べることができます。

米粉パンは太る?カロリーは高いの?糖質やダイエット効果体験談

小麦アレルギーとは?症状・原因・診断・対処法について解説します

小麦アレルギーで食べられないもの【おすすめ食品や除去時の注意点】
グルテンフリー需要

近年、グルテンフリー食品への需要が高まっています。
米粉パンは、グルテンフリー食品の中でも、パンの形で楽しめるため、人気を集めています。

米の食料自給率と米粉パン

米の食料自給率

日本の米の自給率は、2022年度で約37%です。
これは、カロリーベースでの食料自給率約38%の約97%を占め、日本の食料安全保障にとって重要な役割を果たしています。
近年、米の消費量は減少傾向にあり、2022年度は一人当たり年間約51kgとなっています。
一方、パンの消費量は増加傾向にあり、2022年度は一人当たり年間約35kgとなっています。
米粉パンと自給率

米粉パンは、国産米を原料とするため、米の消費量増加と自給率向上に貢献する食品として注目されています。
農林水産省は、米粉パンの普及促進に取り組んでいます。
パン用米粉の生産量増加や、米粉パンの学校給食導入などを推進しています。
娘の学校給食でも、今月初めて米粉入りパンが提供されるようです。
米粉パン教室をやっている私にとっては、嬉しいニュースの一つでした。
課題と克服に向けた取り組み

米粉パンの課題として、以下の点があげられます。
- 価格: 米粉パンは、小麦粉パンよりも価格が高い。
- 味: 米粉パンは、小麦粉パンと比べて、味や風味が劣ると感じる人もいる。
- 食感: 米粉パンは、小麦粉パンと比べて、パサつきやすい。
これらの課題克服に向け、以下のような取り組みが行われています。
- 米粉の改良: たんぱく質含量やアミロース含量を調整した米粉の開発
- 添加物の開発: 米粉パンの弾力や保水性を向上させる添加物の開発
- 製パン技術の開発: 米粉パンの風味や食感を向上させる製パン技術の開発
販売チャネル

昨今は、インターネット販売だけではなく、スーパーやコンビニ、ベーカリーなどでも手軽に手に入りやすくなってきました。
現在は、販売だけではなく米粉パンを学べる教室も増えてきています。

米粉パンのおすすめ商品【市販のスーパーやコンビニで買える?】


今後の展望

技術革新や商品開発により、米粉パンの課題が克服されれば、市場はさらに拡大していくと予想されます。
それにより、日本の米の消費量増加と自給率向上に貢献する可能性があります。
米粉パンは、日本の農業と食料安全保障にとって重要な役割を果たす可能性を秘めた食品です。
グルテンフリーのパン教室を開催しています

- 米粉パンを作ってみたい
- 身体にいい食事をしたい
- グルテンフリーをしている
- 色々な米粉パンを作れるようになりたい
このようなお悩みをお持ちの方向けに、レッスンを開催しています。
パン作り未経験の方も大歓迎。
これまで利用された多くの生徒様も未経験の方々でした。
米粉パン作りの良いところは何と言っても時短でかつ簡単な面。
レシピはご自分でも再現しやすいものになっています。
だから、料理教室に通ってみたものの家では結局作らなかった! なんてことも少ないと思います。
(これ、私のことです・・・)
レッスンは2時間ですが、お家で1時間程度でお店顔負けのパンを米粉で楽しめます。
時期によっては45分程度で完成させることもできちゃうんです。
とても手軽だから、子どもに市販のお菓子をあげるのが気になる方にもおすすめ。
手作りなので市販品のように添加物を気にしなくてもいいし、少し砂糖を減らしたいなど自分好みのアレンジに変更することも可能です。
詳しくは、
アトリエよしレッスンページにてご紹介しております。