小麦は、パンやパスタ、うどんなどの主食として、私たちの食生活に欠かせない穀物です。
小麦粉とは、小麦を製粉したもので、薄力粉、中力粉、強力粉などがあります。
ケーキやクッキーなどの菓子類、餃子の皮や天ぷらの衣などの惣菜類など料理に広く使われています。
その一方で、アレルギーやグルテン不耐性などを引き起こすことが知られています。

小麦の栄養価

小麦は、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく含んでいます。

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炭水化物

小麦の主要な栄養素です。
パンやパスタなどの主食として、私たちのエネルギー源となります。

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タンパク質

小麦粉に含まれるグルテンは、タンパク質の一種です。
パンやパスタの弾力や膨らみを与える役割を果たします。


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脂質

小麦に含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸です。
動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に役立ちます。

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ビタミン

小麦に含まれるビタミンには、ビタミンB群やビタミンEなどがあります。
ビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能の正常化
ビタミンEは、抗酸化作用によって細胞の老化や病気の予防に役立ちます。

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ミネラル

小麦に含まれるミネラルには、カリウムやカルシウム、鉄などがあります。
カリウムは、血圧を下げる働きがあります。
カルシウムは、骨や歯の健康に、鉄は、貧血の予防に役立ちます

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小麦の歴史

小麦は、紀元前8000年頃から栽培が始まったと考えられています。
起源は中東と考えられており、そこからヨーロッパやアジアに広がっていきました。
日本には、弥生時代に中国から伝わったと考えられています。
江戸時代には、パンやパスタなどの小麦粉を使った料理が伝わり、庶民にも広まりました。
小麦粉の種類と特徴

小麦粉の種類には、薄力粉、中力粉、強力粉などがあります。
これらの分類は、グルテンの量や性質によって違いがあります。
グルテンとは?

グルテンとは、小麦粉をこねることでできる成分。
「グルテニン」と「グリアジン」というタンパク質が結合する事で作られます。
グルテンは、パンなどの生地の弾力やコシに関わってきます。

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薄力粉

薄力粉は、グルテンの含有量が7%前後と3つの中では最も少ない。
グルテンが少ないので粘りができにくく、ふんわりとした生地になるのが特徴。
粒子が細かい分ダマになりやすい。
洋菓子類や天ぷらの衣に適している。
中力粉

グルテンの含有量が9%前後。
ふんわりとした食感だけではなく、適度な弾力と腰が生まれるのが特徴。
うどん・パスタなどの麺類に適している。
強力粉

グルテンの含有量は12%前後と最も多い。
粘りと弾力性に優れているのが特徴。
パン作りに適している。

小麦を摂取することで起こりやすくなる病気

小麦の成分であるグルテンを摂取することで起こりやすくなる病気をご紹介します。
小麦アレルギー

小麦アレルギーとは、小麦粉に含まれるタンパク質であるグルテンに対するアレルギー反応です。
グルテンは、小麦粉に弾力や膨らみを与える役割を果たします。
小麦アレルギーの人は、グルテンを摂取することで、免疫システムが過剰に反応して、さまざまな症状を引き起こします。

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グルテン不耐症

グルテン不耐症とは、小麦粉に含まれるタンパク質であるグルテンを摂取することで、消化器系の症状が出る病気です。
グルテンは、小麦粉に弾力や膨らみを与える役割を果たします。
グルテン不耐症の人は、グルテンを摂取することで、小腸の粘膜に炎症が起こります。
この炎症が原因で、腹痛、下痢、吐き気などの症状が現れます。

セリアック病

セリアック病は、小麦や大麦、ライ麦などに含まれるグルテンを摂取することで、小腸の粘膜に炎症を起こす自己免疫疾患です。
セリアック病の患者は、グルテンを摂取すると、小腸の粘膜にある絨毛が萎縮します。
絨毛は、栄養素の吸収を担う器官であるため、絨毛が萎縮すると、栄養素の吸収が低下し、さまざまな症状を引き起こします。

その他
小麦を摂取することで、以下の病気を引き起こす可能性も指摘されています。
- 炎症性腸疾患(IBD)
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- 関節リウマチ
- 1型糖尿病
- 多発性硬化症
- リーキーガット症候群
これらの病気との関連性は、まだ完全には解明されていません。
小麦の摂取量が多いと、これらの病気のリスクが高まる可能性があると考えられています。
